「美術検定受けてみようかな、でもどうやって勉強したらいいのかな?」「何度かチャレンジしているけど、なかなか受からないな・・」とお悩みの皆様。美術検定協会自ら、合格者に聞いてアンケートを取り、オススメを聞いてまいりました!まずは3級合格者の声をランキング形式でお届けいたします。(「2級編」、「1級編」は後日公開します)
※2023年合格者の中からご好意でアンケートにご参加いただいた方のコメントを活用させていただいています。また、非常に様々なお声をいただきましたが、ここでは一部をピックアップさせていただいています。合格者すべての声ではないことご了承ください。
おすすめの勉強法を教えてください
1位 YouTube 山田五郎 オトナの教養講座 を見る
2位 美術検定公式問題集や公式テキストをひたすら読み込む
3位 美術館に足を運んで作品に触れる
評論家・編集者の山田五郎さんが美術を中心に「オトナの教養」について語る、YouTube番組が3級合格者に人気でした。誰もが知る名画の秘密や、作品に描かれた風俗などが動画で楽しく学べます。美術様式について解説したシリーズもあり、美術検定の勉強にぴったりです。
2位はオーソドックスですが、テキストを繰り返し読み、問題集でテストすること。知識を身に着けた後に美術館へ行って作品を見る(2位と3位を両方実施)とコメントした方も多かったのが印象的でした。自分の力で考えたり思い出したりする作業が記憶の定着につながるといいますが、合格者のみなさんも問題集でテストしたり、美術館で作品を見ながら思いを巡らせたりしているようでした。
3級の受験におすすめの本(美術検定公式テキスト以外で)
1位 「山田五郎オトナの教養講座」世界一やばい西洋絵画の見方入門 山田五郎(著) 宝島社
2位 西洋美術史 (美術出版ライブラリー歴史編) 秋山總(監修)、田中正之(監修) 美術出版社
2位 日本美術史 (美術出版ライブラリー歴史編) 山下裕二(監修)、高岸輝(監修) 美術出版社
※3位以下は1票ずつでした
公式テキスト・問題集での学習は前提ですが、その他に良い本があったか教えていただきました。(もちろん公式テキストのみで学習したという方も多かったです)
ここでも山田五郎さんの本が1位! 2位には、公式の参考書籍の中でも紹介している、「日本美術史」、「西洋美術史」がランキングしました。
3位以下は票がわかれましたが「鑑賞のための 西洋美術史入門 (リトル キュレーター シリーズ) 」(早坂優子(著) 視覚デザイン研究所)「いちばん親切な西洋美術史」(池上英洋(著)新星出版社)「絵画の見かた」(池上英洋(著) 新星出版社)などカラー図版が豊富で初学者向けにわかりやすく解説した本が人気でした。最近は、書店の美術書のコーナーでこうした本が多く並んでいますので、自分に合った本を選び、公式テキストと併用するのもオススメです。
さらに、こんな質問もしてみました!
美術検定を受けてよかったことは?
1位 美術館で絵を見るのが楽しくなった
2位 これまで興味のなかった美術のジャンルにも楽しみを見いだせるようになった
3位 美術史を統立てて理解できるようになった
1位の「美術館で絵を見るのが楽しくなった」は、まさに美術検定が意図していることです!美術検定は、知識を基盤にすることで鑑賞力(「みる力」)を養うことを目指しています。
2位は、「他のジャンルに興味が広がった」。3級では西洋美術史と日本美術史、両方の基本的な歴史の流れを把握してもらいます。広範な知識をつけるのは大変ですが、楽しみの幅がますます広がることを保証します。ぜひ様々な展覧会を楽しんでください。また、美術を学ぶことを通して、歴史、宗教、地理など他の分野にも興味が広がり、学びたいことが増えたという方もいらっしゃいました。学ぶことで、さらに知識欲を刺激されるなんて、すばらしい!
美術検定で学んだ知識を活かしてチャレンジしたいことは?
1位 身につけた知識をもって、国内外の美術館をめぐりたい
2位 仕事・学校の学習・自身の活動などに活用したい
3位 2級、1級を目指したい
1位は圧倒的でした。美術検定では世界中の名画が出されますが、作品のことを知ることで、本物に触れたいという気持ちが高まるのは当然かもしれません。
2位の仕事で活用したいという方の中には、美術の授業で活かしたいという方や、ビジネスシーンでアートを取り入れたいという方がいました。3位の「2級、1級を目指したい」は、本当に応援しております!1級、2級を受験することで新たなステージの学びを得ていきましょう。
いかがでしたでしょうか?みなさん工夫して勉強されていますね。勉強中の方は、学びのヒントや、自分と同じように頑張っている人の声を励みにしていただけたら幸いです。
いよいよ、試験も来月に迫りますが、引き続き美術館やアーイベントで作品に触れながら、楽しく学んでいきましょう。
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